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あなたが喜んでくれるのなら...

料理好きではないですが、それでも、時々無性に、ズッキーニを切ったり、じゃがいもの皮をむいたり、卵を溶いたりしたくなることがあります。そんなとき、何を作るか?ディナーにとマッシュポテトを作る、ということもあります。でも、意味なく湧いてきた料理がしたいという願望を、パーフェクトに満たしてくれるのは「ひなのごはん作り」。ひなは2歳のゴールデンドゥードル。体重30キロ超えの大きい犬です。


犬のごはんはもしかして、手作り?いえ、そんなことありません。カナダ産のドッグフードに頼っていますが、あるとき、予防接種に連れて行ったとき、獣医さんに言われたのです、「穀物もあげてください」と。最近は、たんぱく質だけでなく穀物もあげた方がいいと考えられているらしい。タイミングよく、ネットでさつまいもや米、野菜、鶏肉を炊いた「犬用混ぜごはん」のレシピを見つけ、定期的に作ってドッグフードとあげるようになりました。


ひなごはん作りは、無責任に野菜を切ったり、むいたりしたいときに最高です。さつまいもやキャベツ、ブロッコリーの茎を思うまま、好きな形に切って鍋に入れ、お米も洗わずざーっと投入。骨つきの鶏肉と水を入れて弱火にかけ、ふたをして放っておくだけ。味つけなし。そして何よりも....ひなちゃんが、めちゃくちゃ喜びます。犬ごはんがひなは大好きなのです。


作ったものに対して、これはあんまりとか、好きじゃないとか、家族から不平を言われることが大嫌い。言われた瞬間、もう二度と作るもんか!と心に誓うのですが、ほめられたり、おいしいと言われたら、がんばって作ろうと思える単純な性格。これは、人間だけでなく、犬でも同じ。こんな風に、些細なことに気持ちに左右されるところに、バランスの悪い6/心の数字が見え隠れすると自分でも思うのですが。


毎回最高に幸せそうにごはんを平らげるひなの姿が、とっても、わたしの心/6に響くのです。おいしいのね、よかったね!と。人間だとこうはいきません。犬が喜ぶ顔を見たいからだなんて...と自分でも思いますが。娘たちには「文句言うならもう作らないっ」と料理ボイコットしても、ひなのためならせっせと野菜を切る。無責任料理が楽しいし、ひなもハッピー。アラフィフなオトナしてちょっと幼稚かとも思いますが、現状はこんな感じです。


犬ごはんを食べて元気に毎日を過ごすひな。笑



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