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執筆者の写真マダムYUKO

マダム家の不思議で複雑な食卓

更新日:2023年1月25日


[ごはんが面倒な家]

うちは、ごはんが面倒な家なのですね。というのも、好き嫌い、アレルギー、主義、その時の気分などで、食べたいものが家族それぞれ、全然違うからです。



[家族4人の好みと趣向]


夫Jくん

牛肉と鶏肉。豚肉は消化不良をおこす。魚介の多くにアレルギー。食べられる魚もあるが魚嫌い。ナッツ、果物などにアレルギー。温野菜が苦手。小麦アレルギーでも、体調を崩しながら執念で食べ続けている。


好み : カナダごはん。菜っ葉のサラダ、ステーキ、チキン/ビーフスープ(とワイン)


長女ナオマ(大学生)

肉食。魚はまぐろかサーモンの寿司(もどき)のみ。チーズはダメ。乳製品も苦手。甲殻類にアレルギー。ピーナッツに重度のアレルギーでエピペン所有。小麦はダメだけど食べる。のり以外の海藻は全部嫌い。


好み : 日本/アジアごはん。肉、白米。スープは苦手。


次女ケローラ(高校生)

何でも食べられる。ただ、偏食。同じものを続けて食べない。残りものも食べない。好みがしょっちゅう変わり、頻繁に作っていると、飽きた、と言って食べなくなる。作りすぎると、食材が無駄になる。


好み: 小麦系。パスタやピザ。ジャンクフード。白米。カタマリの肉はダメ。


マダムYUKO

魚食。肉は礼を欠いても食べない。小麦を食べ過ぎると精神異常をきたすので、基本はお米。ベジタリアンではなく、1日1回は動物性タンパク質が必要。カナダのスーパーで、まともな魚を探す日々。


好み : 日本/アジアごはん。玄米と魚。温野菜好き。



[共通項がない]

このように、うちは家族全員で食べられるものが、基本、ないのですね。玄米を炊いても食べるのはマダムYUKOひとり。ビーフスープは夫Jくんだけ。トンカツは娘たちのみ。


なので、うちの「食」は


それぞれが食べたいものを食べる


というスタイルを取らざるを得ない…。



[相談&おうかがい]

実家の母サチは、主婦のいいところは自分が食べたいものを作れるってことなのよ、と言いますが、マダム家にはあてはまらず。夫Jくんは勝手に好きなものを作りますが、娘たちには毎日「相談&おうかがい」。



今日はからあげ、どう?とか。

照り焼き作ろうか?とか。

ごはんは炊いた方がいい?とか。


[楽しくないですよ]

これが楽しいか?全然、楽しくありません。食事のたびに、夫Jくんのスープの大鍋、菜っ葉のサラダ用のスピナー、娘たちの唐揚げ用の鍋、野菜を茹でる小鍋、自分の魚を焼くフライパンと、数限りない洗い物が出現。自分が食べないものを作る、というのも、楽しくない。


使うお皿も大量。カナダごはんはワンプレート。大きいお皿に全部のせる。スープは陶器のボウル。日本ごはんは小皿。ごはんはお茶碗によそい、お味噌汁は小さいお椀。フォークやナイフとお箸、しょうゆとステーキソースが同時に並ぶのがうちの食卓。統一感がなくて、交通事故の現場みたいです。



[これで、いいのかしら]

家族にはそれぞれ、スタイルがあるけれど、よそのお家ってどうなんでしょう?普通は、お母さんがごはんを作って、みんなで「いただきます」ですよね?今日は好物だ!やった!みたいな。現代とは言え、カナダでもそれが主流の気がします。


マダムYUKO自身、そうやって育ったせいか、各自が好きなもの「しか」食べないと言う、自分の家族の異質ぶりには複雑な気持ち。これでいいのかしらとか、食育がいまいちかしらとか、反省めいた気持ちになることもあります。


昔はもうちょっと頑張ってたけど、どこかで諦めが発生し、こんな食卓になったんですけどね。



サブローは肉食だけどドライフード中心。

キミは楽でいいよ。



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